【比較】公務員と民間の違いから分かる公務員業界の将来性【体験談】

公務員

こんにちは、Yutaです。
僕は元公務員でして現在はWeb系で生きています。

先日下記のツイートをしました。

僕が公務員を辞めた理由は【見切りをつけたから】です。
✅給与は能力に比例せず年功序列
✅何をするにも決裁の嵐
✅普通のことでも公務員おじさんには非日常的だから理解が得られない
✅がんばる人が陰口を言われる文化
✅上に気に入られることこそ出世に必須
他にもありますが、僕には合わなかった🙇‍♂️

上記ツイートは僕が公務員を辞めた理由ですが、共感してくれた人が多かったです。

今回は上記を深堀しつつ、元公務員の立場から「公務員と民間の違い」を解説します。
公務員から民間に転職したい方の参考になれば幸いです。

本記事の内容

  • 公務員と民間の違いから分かる公務員業界の限界
  • 公務員を退職すべき人と退職すべきでない人の違い

公務員と民間の違いから分かる公務員業界の将来性

公務員と民間の違いから分かる公務員業界の将来性
今回は僕のツイートを基準にして記事を書いていきます。
僕は公務員業界の評論家ではないですが、わりと本質を突いていると思います。

公務員の給料は年功序列が基本

これはあえて詳しく書く必要はないですね。
公務員には能力給はありませんので、仕事をしなくても給料は貰えます。
昇給は年に1回ありますが、年功序列(在職年数)がベースなので、バリバリと仕事を頑張っている20代職員の給料は十分とは言えないですよね。

対して、あまり仕事をしていない管理職はそこそこの給料でした。
僕は「仕事量が反映されない」ことに疑問を抱いたので公務員を辞めました。

民間の給料はどうなの?

企業によって違うと思いますが、僕の場合は「能力給」が加算されています。
基本となるベースはありますが、いわゆる「頑張った分」は評価されているので、年功序列ではないです。
自分が頑張った分だけ評価されるのはやり甲斐に繋がりますよね。

何をするにも決裁と印鑑周り

これは仕方ないですね。
とはいえ、僕は個人的には嫌でした。
当時の流れはこんな感じですね。

  1. 新しい文章や企画を起案する
  2. 決裁は直属の上司からスタート
  3. 印鑑を求めて管理職の机を周る
  4. 1人が決裁しても次の管理職で弾かれる
  5. 文章をやり直す(フォントや文字サイズもあり)
  6. またまた決裁と印鑑を求めて周る

この非効率さが嫌でしたね(笑)

民間の決裁はどうなの?

一概には言えませんが、僕の場合はチームリーダーがいます。
何かを行うときはチームリーダーに相談してGoサインが得られればOKなことが多いです。
ちなみに印鑑文化はありません。

先進的な提案は却下される

僕は普通の人と比べてIT系に詳しかったので、業務を効率化するために色々な提案をしましたが、見事にほとんどが却下でした。
その理由は以下のとおり。

  • 基本的に前例がないことはしない
  • システムの構築が面倒くさい
  • 業務量が増えるのではという危機感
  • そもそも理解が得られない(リテラシーの問題)

上記のとおり。
中には先進的な取り組みをされているところもありますが羨ましいですね。
ちなみに先進的な取り組みを口にすればするほど陰口を言われがちでした。

民間での提案はどうなの?

ズバリ、「提案できない人は干されます」
民間の場合は利益追求が基本なので、新しい分野への開拓や改善が求められます。
前例がないことを発掘することが当たり前の世界です。

頑張る人が陰口を言われる

これは経験者も多いと思います。
基本的には「右へならえ」が基本スタンスなので頑張る人ほど評価は低い傾向ではないかと。
不思議ですが、そういうものなんですかね。

民間では頑張る人はどうなの?

基本的には尊敬されますし、上司からの評価も高いです。
当たり前ですねよね。
利益追求が基本ですから、頑張らない人に給料を支払う必要はそもそもないです。
頑張った分だけ評価されますし、給料にも反映されるのでワクワクします。

出世には裏技が必要

これも共感できる人が多いはず。
仕事面で評価されて出世する人もいますが、多くの場合は人間関係じゃないですかね。
僕は人間関係があまり得意ではないので、ここも違和感を感じていました。

民間での出世はどんな感じ?

企業の組織体制にもよるので一概には言えませんが、基本的には能力がメインで評価されることが多いですね。
もちろん、良好な人間関係を構築することは必要だと思いますが、それ以上に能力で決まることが多い印象です。
つまり、仕事を頑張れば誰にでも出世のチャンスがあるのが民間の特徴です。

公務員業界の将来性はオワコン?

答えは「Yes」です。

たしかに公務員という仕事がなくなることはありませんし、未だに学生からの人気は上位です。

なぜなら与えられた業務を行えば給料は貰えますし、毎年1回は給料が上がります。
そして、基本的には終身雇用制なので定年まで働けます。

とはいえ、公務員業界から優秀な人が民間に転職しているケースも増えているようでして、彼らの共通点は公務員の現実を妥協できなかった人たちです。
裏を返せば、優秀な人たちは民間企業に転職しても十分にやっていける人材ということですね。

ちなみに僕は公務員を退職して年収が2倍近くに跳ね上がりました。
【公務員を辞めたらもったいない】という意見はわりと思い込みだと思います。

補足です

公務員の終身雇用制度は徐々に崩壊するかもです。
公務員にも人事評価制度がありますが、今後は何かしらの改革があるかもです。
今の制度でも人事評価結果による分限処分がありますが、これが加速する可能性も否めません。
(あくまでも予測です)

なお、詳しい内容については【元公務員が語る】公務員は本当にオワコンです【安定に未来はない】をご覧ください。

公務員個人の未来は明るい?

これは「No」ですね。
あくまでも個人的な見解ですが、上記の人事評価制度が加速すれば失速する人も多発するはずです。
そんな時に役立つのは、やっぱり自分のスキルです。
なので、今のうちから何かしらのスキルを習得しておくとOKです。

公務員を退職すべき人と退職すべきでない人の違い

公務員を退職すべき人と退職すべきでない人の違い
ここからは【公務員を退職したい人】に向けての内容です。
まずは自分がどちらのタイプなのか知ることから始めましょう。

公務員を退職してもOKなタイプ

再びで申し訳ないのですが僕のツイートです。

僕が公務員を辞めた理由は【見切りをつけたから】です。
✅給与は能力に比例せず年功序列
✅何をするにも決裁の嵐
✅普通のことでも公務員おじさんには非日常的だから理解が得られない
✅がんばる人が陰口を言われる文化
✅上に気に入られることこそ出世に必須
他にもありますが、僕には合わなかった🙇‍♂️

上記の全てに当てはまる方は公務員を退職しても余裕です。
このまま今の仕事を続けてもメリットは少ないと思います。
それよりも、自分が楽しめる場所で生きていく方がメンタル的にも金銭的にも幸福感が高いと思います。

転職したいけど方向性が決まってない方へ

これについては非正規公務員が爆発的に年収を上げる3つの方法【有益な情報あり】で詳しく解説しました。

タイトルに「非正規公務員」とありますが全ての公務員に向けた内容なのでぜひご覧ください。

公務員を退職しない方がいいタイプ

以下に当てはまる方は公務員を続けた方がいいと思います。

  • 新しいことに挑戦するのが苦手な人
  • 今の仕事内容と給料に満足できる人
  • 退職した後のライフプランが未定な人
  • 公務員という権威と肩書きが欲しい人

上記の方は公務員という立場を無理して捨てる必要はないと思います。
とはいえ、このブログを見てくださっているということは「何かしらのアクション」を考えている方だと思います。
公務員を退職したいけど何をすれば良いか分からない方には以下の記事が参考になるかもです。

退職するかどうかで悩むことって普通ですよね。
僕もかなり悩みました。
とはいえ、僕にはIT系のスキルがあったので辞めてもOKという判断をしました。
結果的に、僕は公務員を辞めて正解だったと感じてます。

なお、悩みまくってる方は公務員を辞めたいと悩む原因は依存です【結論:悩みを力に変える】をご覧ください。
参考になると思います。

【悲報】公務員から民間に転職するなら今がチャンス

【悲報】公務員から民間に転職するなら今がチャンス
ここで少し残念なお知らせです。
日本のGDPが減少傾向にあるようです。

参考リンク:NHKニュース

一概には言えませんが、GDPが下がるということは経済が低迷しているため雇用率も減少する可能性があります。
つまり【良い求人が市場に出てこない】という構図です。

なので、少しでも転職を考えている方は今のうちに行動をスタートした方がよさそうです。
具体的な方法については、公務員からの転職に失敗したくない人が使うべき転職サイト4選をご覧ください。

余談ですが、Web系の場合は著しく経済の影響を受けることは少ないです。
いくら不景気でも企業は商品を開発して販売します。
新しい商品が生まれれば必ずWebサイトも作られます。
なのでWeb業界はわりと無敵に近いです。

公務員とはいえ世論や経済を注視しておくことは大事ですね。
では、読んでいただきありがとうございました!

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