公務員から民間に転職するのに有利な資格はありません【むしろ不要】

公務員の転職

こんにちは、Yutaです。
現在はWeb系で働いている元公務員です。

今回はこんな方に向けた内容です。

転職希望の公務員「公務員から民間に転職したいけど有利な資格ってあるのかなぁ。もし転職に有利な資格があれば取得したいけど時間もお金も必要だし悩みます。資格じゃなくても転職に役立つスキルや方法はないのかなぁ。」

こういった疑問に答えます。

記事の内容

  • 公務員から民間に転職するのに有利な資格はありません
  • 公務員からの転職に成功するために必要なのはスキルです

この記事を書いている僕は30代で公務員を退職し民間企業に転職しました。
ちなみに当時のスペック(資格)は運転免許証くらいです。

それでも普通に転職できましたし、むしろ公務員の頃と比べても最高に良い環境で仕事ができています。
なので、ある程度の信憑性は保たれていると思いますし再現性は高いはずです。

公務員から民間に転職するのに有利な資格はありません

公務員から民間に転職するのに有利な資格はありません
いきなり結論で申し訳ないのですが、これが答えです。
日本はどうしても「資格文化」のような錯覚に陥っていますが勘違いです。
以下は僕のツイートです。

転職するにあたって本当に心配性が過ぎる人が多過ぎな気がします💦
最も多いのが「転職のために資格を取得する」ですが、ごめんなさい、無駄です🙇‍♂️
1.Aという仕事に必要だから資格を取る
☝️これは正解
2.転職したいから資格を取る
☝️これは間違い。時間とお金の無駄。
日本はホントに資格文化が根強い💦

これを深堀していきます。

本来、必要なのは資格ではなく免許です

転職のために色々な資格を取得している人を見ますが、資格がなくても普通に働けます。
例えば、「○○資格」があれば給料が少し上がることはあっても、その資格がないと働けないという仕事は少ないです。

逆に「この資格がないと働けない」という仕事もありまして、その場合に必要なのは資格ではなく「免許」です。
例えば、以下のような免許がありますよね。

免許がないと働けない仕事

  • 医師、看護師
  • 弁護士、行政書士、公認会計士
  • 学校教員、保育士、幼稚園教諭
  • 管理栄養士、理学療法士

上記は全て「独占業務」が許されているので、そのライセンスがないと働くことはできません。
上記の職種に転職するために勉強を始めるのであればOKですが、それ以外の方は転職のためにわざわざ資格を取得する必要性は低いです。

資格は漠然とした気持ちで取得するものではない

とりあえず「資格を取得すれば転職できる」と考えている方が少なくないですが間違いです。
以下は僕のツイートです。

「転職に有利な資格はなんですか?」と質問されますが、「資格不要」が答えです。
これはホリエモンさんも言われてますよね。
言い換えれば【AをしたいからBの資格が必要】であって【転職したいからとりあえずBを取得】はNG。
資格の勉強するくらいならブログ運営した方が手っ取り早いですよ、稼げます。

Aという仕事に就くためにBという資格が必要

これが正解です。
例えば、「中小企業診断士の資格を取得してAというコンサル企業に転職したい」とか、「行政書士を取得して将来的には独立したい」であれば、資格を取得する意味はあるかなと思います。

何となく役に立ちそうだから資格を取る

大半の人はこう考えがちですが、ぶっちゃけお金と時間の無駄です。
資格を取得するためには勉強する時間が必要ですが、帰宅後や土日を使って勉強を継続できますか?
「この資格があれば絶対安心」だと頑張れるかもですが、前述のとおり大半の資格はそれだけで生きていけるものではありません。

また、資格を取得するためには書籍やスクール代などのお金が必要ですが、その資格が活かせないのであればお金の無駄です。

転職のための資格は不要です(まとめ)

  • 希望する職種に必要な資格を取得するのが正解
  • 漠然とした資格取得は時間とお金の無駄です

なお、ホリエモン(堀江貴文さん)も資格不要論を語っておりまして、詳しい内容はこちらをご覧ください。
※ホリエモンが語る資格不要論(News Pics)

公務員から民間への転職に有利なのは資格ではなくスキルです

公務員からの転職に成功するために必要なのはスキルです
前述のとおり、日本では「資格こそ神」のような風潮がありますが、本当に資格や免許が必要な仕事は限られています。
転職する際に求められるのは「スキルがあるかどうか」です。

公務員が転職のために資格を取得するのは無駄

資格を取得するとなると、勉強のために時間がかかります。
それから、勉強のためには参考書代やスクール代なども必要です。
そんな時間とお金があるなら、スキルを習得するために使った方が確実に将来性があります。

以下で職種別に詳しく解説します。

Webマーケティングへの転職

基本的にWebマーケティング業界は未経験でもOKな案件が多いので、絶対に必要なスキルはあまりないかもしれません。
とはいえ、ブログ運営の実績があればWebマーケティングにやや詳しいと判断される場合もあるので、ブログ運営のスキルを習得しておくと役に立つはずです。

なお、ブログの必要性については公務員はブログ禁止?むしろ積極的に書くべき理由【身バレ防止あり】をご覧ください。

エンジニアへの転職

プログラマーやエンジニアの世界に資格はありません。
スキルや実績だけで判断されます。

なお、エンジニアの場合はスキルがなくても転職できる方法が確立されています。
つまり、未経験⇨転職保証付きのスクール⇨転職というサービスがすでに開始されていて、多くの方が未経験からエンジニアに転職しています。

この辺りについては以下の記事をご覧ください。
»IT業界に転職したい公務員におすすめのプログラミングスクール4社

営業職やコンサルタントへの転職

コミュニケーションができればOKです。
なお、営業職やコンサル系の場合はいわゆるブラック系も少なくないので、それを回避するためには転職エージェントを利用すべきです。

外資系企業への転職

必要なスキルはTOEICです。
日本人は英語と聞くと「英検」をイメージしがちですが、世界的にはTOEICが基本でして英検はあまり役に立たないかと思います。

ちなみにTOEICは資格ではなくスキル証明です。
なお、僕の同期生(元公務員)で外資系に転職した人がいますが、彼も英検ではなくTOEICを受けて転職できています。

どんな業種にも転職できる人材になる

Yahooでも取り上げられていましたが、最近では「求められる人材になる」ためのスクールが大人気のようです。
イメージとしてはライザップの転職版ですね。
無駄に資格を取得するくらいなら、こちらの方が断然スマートです。

詳しくは【本質です】公務員から転職するのが難しい理由と攻略法【裏ワザ】をご覧ください。

スキルがあればどこでも働けます【公務員の転職に有利な資格はない】

スキルがあればどこでも働けます
資格を使って仕事をするのであれば、どこかに雇ってもらう必要がありますよね。
つまり一生、どこかの会社員でいる必要があります。

対して、スキルがあれば基本的にはどこでも働くことができます。
例えば、僕のような仕事の場合はリモートワークができますし、将来的には独立することも可能です。

資格に依存してしまうと、その仕事から脱却することが難しくなるので「嫌になっても働き続ける」という構図が生まれてしまいます。
漠然と転職したい人、何となく資格取得を検討している人、どこでも自由に働きたいと考えている人は資格取得ではなくスキル習得を考えた方が賢明です。

おしまい。

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