公務員を自己都合で退職する前に退職金を計算してみよう【悲報】
こんにちは、Yutaです。
公務員として10年間勤め上げて退職しました。
退職後はWebマーケティングやブログ運営で生活しています。
ぶっちゃけ、公務員の頃と比べるとメンタルも経済的にも安心しています。
さて、先日に下記のツイートをしました。
一般の人からすると「公務員=退職金が多い」と思われがちだけど、それはあくまでも定年まで勤め上げて円満退職した場合の話。むしろこれからは退職金は減額されまくるだろうし20代や30代で自己退職した場合はほとんど貰えません。とはいえ、辞めたほうが生涯獲得賃金がアップすることもよくあります。
— Yuta@元公務員Webマーケター (@Yuta7blog) October 19, 2019
一般の人からすると「公務員=退職金が多い」と思われがちだけど、それはあくまでも定年まで勤め上げて円満退職した場合の話。むしろこれからは退職金は減額されまくるだろうし20代や30代で自己退職した場合はほとんど貰えません。とはいえ、辞めたほうが生涯獲得賃金がアップすることもよくあります。
これまで、公務員の退職金は高い!と世間からも言われていましたし、公務員としての唯一のメリットかなとも思っていました。
しかし、ご存知の通り公務員の退職金は年々下がっています。
結論から言うと、60歳(or65歳)の時に貰える退職金に期待するより、さっさと稼げる職種に転職した方が生涯獲得賃金は確実にアップします。
とはいえ、これから公務員を自己都合で退職する人にとっては、自分が貰える退職金がいくらくらいか気になりますよね。
この記事から退職金をシミュレーションできるページにリンクしてますが、ぶっちゃけ期待しない方がいいです。
ただし、それに幻滅して転職を諦める必要も一切ありません。
それについては記事後半で詳しく解説します。
公務員の退職金はいつから貰える?何年目から?
公務員を辞めたい人が一番気になるのが自分がいくら貰えるかだと思います。
まずは以下の表を見てください。
上記は国家公務員退職手当支給率早見表を参考にまとめたものです。
要約すると以下の通り。
- 自分の基本給に表の倍率をかけて計算する。(目安程度)
- 公務員の退職金は勤続1年でも貰える
- 勤続5年を超えないと基本給の2倍には到達しない
- 公務員を辞めるなら退職金に期待しない方がいい
公務員として勤続1年や2年なら退職金の存在を忘れよう
表を見てもらうと分かると思いますが、勤続1年だと貰える退職金は基本給の半分くらいです。
2年目でも基本給くらいの退職金しか貰えません。
まあ少しでも貰えるのはラッキーですが、1年や2年で公務員を退職する場合は、そもそも退職金の存在を忘れ方がいいです。
公務員として1年や2年で退職する人は20代前半の人が多いでしょうから、転職市場からすると最高の人材です。
ほぼ全ての業種に転職することが可能です。
公務員を辞めたいと感じる20代は転職のチャンスです【30代までOK】
公務員を続ければ続けるほど、公務員組織のブラック体質だったり、やり甲斐を感じなくなることは少なくないです。とはいえ、「公務員から民間企業への転職は無理」みたいなデマもたくさんあります。結論から言うと公務員から民間への転職は余裕で可能ですし20代であれば99%の人が転職可能です。ちなみに30代までは全然OKです。
少ないとはいえ退職金をスキルアップに使うこともアリです
- プログラミングスクールで3ヶ月学んでIT系に転職する
- 英会話スクールや留学して外資系企業に転職する
特にIT系はプログラマー不足が深刻で、転職サポート付きのプログラミングスクールの需要が高くなっています。
そのためにはスクールに通うお金が必要ですが、基本的にIT系やプログラマーの月収はびっくりするほど高いのですぐに回収できると思います。
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それから20代で公務員を退職しても次の仕事はわりと早い段階で見つかります。
おそらく公務員のまま仕事を続けるより待遇も良いはずです。
公務員として勤続10年でも退職金には期待できない
公務員を10年勤めて退職しても貰える退職金は100ちょっと。
年間のボーナス分くらいですね。
10年勤続ということは多くの人が僕と同じ30代かなと思いますが、この世代になると家族がいたり持ち家があったりと生活も大変です。
逆に言うと、それが原因で公務員からの転職に踏み切れない人も多いと思いますが、多分思い込みです。
経済的にもメンタル的にもアップするために公務員を退職する
退職金の額だけ見ると頼りないですが、大事なことは退職金ではなく辞めたあとのこと。
さらに詳しく言うと辞めるための準備がきちんと出来ているかです。
ここをしっかりと計画した上で公務員を退職するのであれば退職金は「貰えてラッキー」な感じでOKです。
公務員として貰える退職金をシミュレーションで計算しよう
色々と書きましたが百聞は一見に如かずなので実際に自分でシミュレーションしてみましょう。
なお、計算方法は以下の通り行えばOKです。
- 退職理由は「自己都合」
- 給料月額は今の基本給
- 職員区分はなければ「ー」、あれば該当するものを選択
- 職員区分は給与明細に記載あり(何級とか3-22とか)
退職しても何かしらの保証があると思う方もいると思いますが、先に言っておくと保証はないです。
勘違いが多い?公務員に失業手当はありません
僕の同期で、「退職した後の生活は失業保険を貰いながら考える」という人がいましたが間違いです。
公務員には失業手当がありません
国のホームページにもしっかりと理由が記載されていますが要約は以下の通り。
- 公務員は身分が法律で保証されている
- 民間のように景気に左右されない
- 故に雇用保険制度の適応外であり雇用保険料の納付もない
なので、退職後に「失業手当を〜」なんて言ってること自体が間違いです。
公務員の考え方は基本的に甘いです
一概には言えませんが、僕の同期がそうだったように公務員は基本的に考え方が甘いです。
でも仕方ないかもしれませんね。
民間企業のように成績主義でもないし営利目的でもありませんから。
でも公務員を退職して今までとは異なる業種に転職するのであれば、しっかりとしたライフプランが必要です。
公務員からの転職は諦める必要なし
退職金が少なすぎて、「やっぱり公務員を続けるしかないのか」と諦めかけそうになりますが大丈夫です。
むしろ、早い段階で転職した方が生涯獲得賃金は多くなると思います。
特にWeb系や転職エージェント経由がベストです
【裏技】転職活動は公務員に在職中からスタート
自己都合で公務員を退職して貰える退職金に期待できませんね。
これまでの内容を要約すると以下の通り。
- 公務員は10年勤務しても貰える退職金は少ない
- 退職金はお小遣い程度と考えるべき
- 公務員には失業手当は存在しない
- 公務員を退職したら翌月からは収入はゼロ
なので、公務員を退職してから次のことを考えるという思考では失敗します。
じゃあ、どうするのかと言うと
在職中から転職のための準備を始める
これが正解です。
その理由はこちらの図をご覧ください。
公務員ってわりと真面目な人が多いので、きちんと仕事を辞めてから転職活動を始める人が多いです(図の①のタイプ)
図を見てもらうと分かりますが、転職活動中は無職なので収入はゼロ。
さらに失業手当は貰えないのでマジで収入源はナイです。
なので、公務員を辞めて転職したい人は図の②タイプを選択しましょう。
そのメリットは以下のとおり。
公務員が在職中に転職活動する5つのメリット
- 給料を貰いながらの転職活動は経済的に安心できる
- 転職活動を並行していれば公務員を退職後すぐに次の仕事がある
- 万が一、転職できなくても公務員の仕事がある
- Web系のスキルだと実は公務員の仕事にも使える
- 何より転職活動は自分のスキルアップになる
例えば転職エージェントなんて登録や利用に費用は一切不要ですし、パッとする案件がなければ転職する必要もないです。
プログラミングやIT系スキルの場合は特別で、
転職に超有利だし転職しなくても個人スキルになる
なので僕としては転職に悩んでいるならIT系のスキルは習い事の感覚で習得すべきだと考えています。
人手不足なので未経験でも転職案件は溢れています。
転職しなくても今の仕事で必ず役に立つスキルです。
控えめに言ってもメリットしかないですね。
これについては公務員から転職するならIT系かプログラミングが爆速な理由【安定】で詳しく解説してますので是非ご覧ください。
公務員から転職するならIT系かプログラミングが爆速な理由【安定】
公務員から民間に転職するのは困難だと言われていますがIT業界への転職はわりと簡単だという事実をご存知ですか?本記事では公務員がプログラミングを学びつつ安定したIT業界へ転職する方法を解説します。ブラック体質な公務員から脱却したい方は必見です。
公務員を自己都合で退職しても退職金はありませんし失業手当もありません。
とはいえ、退職後に転職活動を始めても無収入の期間が発生してしまいます。
それはリスクが大きすぎるので、在職中から転職エージェントを利用してみるか、IT系のスキルを習い事として学ぶ方が確実です。
転職できれば収入的にもメンタル的にも安定しますし、もし転職できなくても失うものはありません。
控えめに言って公務員は転職活動にもイージーですね^o^
人気記事【公務員から民間に転職したい方へ】転職に成功するためのコツは○○です
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